犬の歯周病について
ワンちゃんの歯周病のトラブルに早く気づいてあげるためには、日頃からワンちゃんのお口のチェックをしてあげることが重要です。 おうちのワンちゃんは以下のようなサインに心当たりがありませんか?
①行動の変化
口元を触られるのを嫌がる 元気がなくなり遊ぶ回数が減ってきた 柔らかいものしか食べなくなった
②口臭
歯周病の原因は細菌です。歯周病菌によるガスや腐敗物による匂いが出ているのであれば要注意です
③歯茎から出血
歯茎からの出血が見られたら、歯周病を疑ってください。歯垢の中の細菌が歯茎まで達し、炎症 出血が見られることがあります。
ワンちゃんの歯のお手入れには色々と方法があります。最も効果的なのは歯ブラシやガーゼなどで実際に歯を磨いてあげることです。
しかしほとんどのワンちゃんは歯磨きが嫌いです。押さえられて無理に歯磨きを口に入れることをしてしまうと、歯磨きがもっと嫌いになってしまうので注意が必要です。
まずはしっかりと歯磨きを行うことよりも、慣れさすところから始めてください。
「指で触る→ガーゼでこする→ブラッシング」
この三段階を慣らしていきます。
指で触る
まずは口元にタッチしましょう!触られることに慣らしていきましょう!
次に口元をめくり前歯や奥歯をチェックしてください! この無理に口を開けさせなくてもよいです。
ガーゼでこする
水で濡らしたガーゼを指に巻いて前歯からゆっくりと擦ります。慣れてきたら指を滑らせて擦ります。
炎症が起こっていると触られること自体が痛いので嫌がったらいったん止めましょう。
ブラッシング
まず前歯をゆっくりとブラッシングしましょう。
慣れてきたら奥に移動させます。
奥歯まで磨けたら歯の裏側を磨いてください。
ひとつ出来たら褒めてあげるのも良いと思います。
また最初は短時間で切り上げ、終わったら散歩にいったり、おやつを与えるなども効果的です。
炎症がひどい場合は歯の治療を受ける必要がありますので病院にて診察を受けてください。
少しずつ毎日の日課としてワンちゃんの健康のためにも頑張ってあげてください!
瀬川動物病院